旧規格消火器は交換が必要です

消防法令に基づいて消火器の設置が義務付けられている建物等で，製造年が2011年以前の「旧規格」の消火器を設置できるのは，2021年12月31日までとなります。2022年１月１日以降は旧規格の消火器の設置は認められません。そのため，計画的な交換・リサイクルをお願いします。
・消火器リサイクル推進センター（外部リンクです。）

右に示したとおり，適応火災が「文字」で「普通・油・電気」と表示されていたら「旧規格」の消火器です。
適応火災が「絵」で表示されている場合は「新規格」の消火器です。

消火器は定期的に点検を
消火器の設置が義務付けられている建物等の関係者は，消防法令に基づき定期的な点検及び報告が義務付けられています。点検を実施していない場合は，火災時に有効に消火できない恐れがあることはもとより，破裂等の重大な事故につながる恐れが高くなります。
・消防用設備等点検報告制度（外部リンクです。リンク先にある見出し「消防用設備等点検報告制度」以下をご覧ください。）

点検未実施消火器の破裂事故の発生状況
事例１
・飲食店厨房内において，関係者が厨房内に設置していた消火器を用いて初期消火を試みたところ，消火器が破裂し，容器が顔面に当たり負傷したもの。
　なお，破裂した消火器の底部は腐食しており，点検も未実施であった。
事例２
・事業所内のブレーカーから出火していたことから，従業員が消火器を用いて初期消火を試みたところ，消火器が破裂し，容器が胸部に当たり負傷したもの。
　なお，破裂した消火器の底部は腐食しており，点検も未実施であった。