住宅用火災警報器 設置義務化から15年「設置」「点検・清掃」「10年経過で本体交換」をお願いします。

住宅用火災警報器とは

住宅用火災警報器は,火災の煙や熱を感知して,警報音や音声で,いち早く火災の発生を周囲へ知らせてくれます。
その結果,早い避難と初期消火,119番通報が可能になり火災による被害を軽減することができます。
宮城県では,平成20年6月から全ての住宅へ設置が義務化されていますので,まだ設置されていない方は早急に設置しましょう。
設置が義務付けられて15年以上が経過しています。住宅用火災警報器の電池寿命は,約10年と言われているので,電池切れの時期を迎えている住宅が増えていると考えられます。
(重要)定期的に点検・清掃をして、電池切れのときは本体の交換をお願いします。

気仙沼本吉地域の設置率

令和4年の調査によると,気仙沼・本吉地域の住宅用火災警報器の設置率は,全国平均や宮城県内の平均に比べて高い結果となりましたが,条例により設置が義務付けられている部分全てに設置されている世帯の割合(条例適合率)は,低い結果となりました。

総務省消防庁発表の調査結果(令和4年6月1日時点)

設置の効果[総務省消防庁HP引用]

気仙沼・本吉地域内でも、住宅用火災警報器を設置していたため,被害を軽減できた事例の報告があります。

その他の奏功事例はこちらをご覧ください。

設置場所について

住宅用火災警報器は,住宅の「寝室」「階段」「台所」に設置する必要があります。
ホームセンターや家電量販店等で購入できます。
※その他,寝室の位置や階数によって取付け場所が変わります。詳しくは,住宅用火災警報器取付け場所一覧(PDF)をご覧ください。

維持管理について

住宅用火災警報器は、設置した後も定期的な維持管理が必要です。

定期的に布等で乾拭きしてください。
◆万が一に備え,日頃から作動点検を行ってください。
作動点検の方法は,点検用の【ボタン】を押したり【紐】を引いて行います。音声や警報音が鳴れば正常に作動しています。鳴らない場合は「電池切れ」か「機器本体の故障」の可能性があります。
10年を目安に本体を交換しましょう!電池寿命が近づくと、音やランプ表示でお知らせします。 

「無線連動型」について

交換する際は、一か所で煙を感知すると一斉に家中の警報器が鳴る無線式連動型の住宅用火災警報器の設置を、ぜひ検討してください。
(活用例)2世帯住宅等に設置することで、火元以外の場所へ火災を知らせます。

連動型住宅用火災警報器の作動イメージは下の動画もご覧ください。

消防庁動画チャンネル「連動型火災警報器」