気仙沼海上保安署と合同訓練を行いました。
12月19日(月)気仙沼市の商港岸壁を会場に,気仙沼海上保安署と気仙沼消防署が合同で
火災防ぎょ訓練を行いました。
気仙沼海上保安署と当消防本部は,気仙沼港及び気仙沼港の付近海域で発生した火災に対し,
協力して消火活動を行うことを目的とした協定を昭和48年10月に締結しており,今回の訓練
は平成28年に実施して以来6年ぶりとなります。
当日は,消防車が岸壁に近づくことができないことを想定し,巡視艇ささかぜが取水した海
水を消火活動に使用するため,特殊なアタッチメント金具を介して消防ホースを接続したうえ
で陸上の消防隊が放水する訓練と,海岸に面した崖での火災などを想定し、高速警備救難艇に
気仙沼消防署の小型ポンプを積載するとともに消防隊員が乗船し,船上からの放水訓練を行い
ました。
東日本大震災時には,当消防本部の消防救急艇が被災したため,当時離島であった大島から
の救急搬送を気仙沼海上保安署の巡視艇ささかぜに担っていただいているほか,これまでに発
生した大規模な船舶火災において協力して消火活動を行っていることなど,全国でも有数な港
町を管轄している消防本部として,気仙沼海上保安署との協力関係は大変重要であるため,今
後もより一層協力体制を構築し,内湾等で発生したあらゆる災害に対応していきたいと思いま
す。