河川水難救助訓練を実施しました

 6月19日,26日の2日間,水難救助隊及び特別救助隊,救助隊が合同で河川水難救助訓練を実施しました。

 これまで水難救助訓練は海洋での訓練を重点的に実施してきましたが,今回は流れのある河川での事故を想定し,気仙沼市の大川せせらぎ公園において訓練を実施しました。
 訓練では,水難救助隊員が要救助者役となり,陸上で活動を行う特別救助隊と救助隊がスローバックの投入方法やテンションダイアゴナル(河川の流れに対してロープ等を斜めに設定して要救助者を救助する方法)の要領について確認しました。また,水難救助隊は平行検索及びバディ検索等,河川における水底の捜索活動要領を確認しました。

 流れのある河川での活動は安全管理に対する比重も大きくなり,一刻を争う状況であることが多く迅速な対応が求められるため,今回改めて救助方法,活動要領を確認できたことは大変有意義であったと感じています。今後も,起こり得るあらゆる災害に備え,訓練を継続します。

要救助者に対してスローバックを投入している状況
水難救助隊が水底の捜索活動を実施している状況
ロープを使用して,テンションダイアゴナルによる救助をしている状況