兵庫県三田市防火安全協会と合同訓練を実施しました

令和5年11月5日(日),南三陸町のベイサイドアリーナ駐車場において,兵庫県三田市防火安全協会・危険物安全協会南三陸支部・南三陸町防火管理者協会・南三陸町婦人防火クラブ連合会・南三陸高等学校防災クラブ・地域住民と合同防災訓練を実施しました。

今回の訓練では,100名以上の参加者が各種防災訓練(炊き出し訓練,煙体験訓練,初期消火訓練,応急手当訓練,防災学習訓練)を行いました。兵庫県三田市防火安全協会との合同訓練は,平成27年以来の約8年ぶりとなり,震災後10年を超えて1つの復興支援の区切りとして行われました。

各種防災訓練においては,これまでにご支援をいただいた器材を使用し,防災に対する理解と防災意識の高揚を図り,有意義な訓練を実施することが出来ました。

※兵庫県三田市防火安全協会との交流は,東日本大震災において兵庫県三田市消防本部の職員の方々が緊急消防援助隊として当町に派遣され,活動いただいたことから始まりました。その方々が派遣時の体験や目の当たりにした状況を三田市防火安全協会の協会員に伝えたところ,震災復興支援事業を企画し,取り組んでいただいたことで,震災発生の年からすぐに支援が始まり,今日までの交流に至ります。これまでの主な支援としては,初期消火訓練用の「消火器,標的,コンプレッサー」,避難訓練用の「濃煙テント」,研修会での映像資料用に「プロジェクター一式」が寄贈され,危険物安全協会及び防火管理者協会の研修会,自衛消防訓練などで使用されており,南三陸町内の事業所における防災力向上に貢献していただきました。

炊き出し訓練
煙体験訓練
応急手当訓練
防災学習訓練