エレベーター事故対応訓練を実施しました

 本年1月の能登半島地震では,地震の影響により21府県で1万基を越えるエレべーターが停止し,この中で計14件のエレベーター閉じ込め事案が発生しました。これをうけ,南三陸消防署は歌津出張所と合同で,令和6年2月22日(木)南三陸町役場を会場に,エレベーター事故対応訓練を実施しました。

 エレベーター事故は,狭隘な空間,暗所において,五感が狭められることにより強烈な不安にかられ,閉じ込められた方の体調が悪化することが考えられます。消防隊においても,普段慣れていない専門的な操作が求められ,救出するまでに時間を要すことが考えられます。今回の訓練では,エレベーター専門業者にエレベーター事故の特徴と救助するうえでの注意事項の説明をうけた後に,停止したエレベーターのドア解錠方法等を確認しました。

 参加した隊員は,普段なかなか経験することの出来ない貴重な訓練を通して,今後エレベーター事故が発生した際の対応を十分に確認することができました。

エレベーターの特徴について説明をうけている状況
エレベーターのドアを解錠している状況