火災統計

(1) 火災件数・損害額

令和4年における火災件数は24件で,前年と比較して5件増加しています。管内では1カ月に平均2件の割合で火災が発生し,管内人口の出火率(人口1万人当たりの出火件数)は,3.4件/万人となっています。
市町別では,気仙沼市は18件,南三陸町は6件となっています。前年と比較すると,気仙沼市は5件増加し,南三陸町は同数となっています。
損害額は106,989千円で,前年と比較すると,66,636千円の増加となっています。

 (2) 火災種別

火災種別では,建物火災が19件,車両火災が2件,その他火災が3件となっています。前年と比較すると,建物火災が7件,車両火災が2件増加しており,林野火災が2件,その他火災が2件減少しています。
建物火災の火元を建物用途別にみると,住宅が13件,住宅兼作業場,作業場,置場,店舗,校舎がそれぞれ1件となっています。

 (3) 死者・負傷者

火災による死者はなく,平成29年12月以降5年連続発生しておりません。負傷者は4人で,前年と比較すると2人増加しています。なお,負傷者の受傷時の状況は,消火中が3人,その他が1人となっています。

 (4) 出火原因

出火原因別では,「ガスこんろ」と「放火・放火の疑い」が4件と最も多く,次いで「煙突」が2件,「ローソク」,「たばこ」,「炭窯」,「ストーブ」,「七輪」,「エアコンベルト」,「堆肥」,「風呂がま」,「焚き付け」がそれぞれ1件となっており,調査中が5件となっています。

救急統計

 (1) 救急件数・搬送人員

令和4年における出動件数は3,609件で,搬送人員は3,219人であり,これを前年と比較すると出動件数は369件,搬送人員は322人の増加となっています。
管内では1日平均約10件の割合で救急隊が出動し,管内人口70,290人のうち約22人に1人が救急隊によって搬送されています。

 (2) 事故種別

事故種別では,出動件数及び搬送人員が最も多いのは,急病で2,529件・2,244人で出動件数全体の70.1%となっており,次いで一般負傷520件・469人,その他(転院搬送等)313件・308人,交通事故115件・106人となっています。この4種で出動件数全体の96.3%,搬送人員全体の97.1%を占めています。

 (3) 年齢・傷病程度別

年齢別搬送人員では,65歳以上の高齢者が2,301人(71.5%)と全体に占める割合が高く,この中で急病搬送が71.1%を占めています。
傷病程度別搬送状況は,中等症が1,553人(48.2%)で全体に占める割合が最も高く,次いで入院加療を必要としない軽症が1,101人(34.2%)となっています。